最近、ＮＣ旋盤を使う方と知り合いになりまして、サスアームを削り出してみようと言う話になりました。
ナイロン系の素材を使おうかという話になったのですが、加工の際の注意などはありますでしょうか？
普段は木工製品を加工している機械らしいです。普段は木を切っている方なので樹脂の加工に関しては良く解らないそうです。
素材は入手が容易なのと、丁度手元にあるのでナイロン？製のまな板を使おうと思っています。

こん○○は。
素人考えなんですが、樹脂を切削加工する際の注意点としては、熱膨張率が高いのでこまめな寸法測定、またはバイトを深く切り込まないプログラムを作成して切削しないと、加工後の寸法にバラツキが生じてしまうと思われますので、その点を注意すればよいと思います。

また、バイトは良く斬れるものを使用しないと、切削面が溶けたりすることもあると思います。

あとは、チャッッキングを軽くしとかないと歪みます。加工時、加工後で寸法に大きくバラツキが発生しますので注意が必要と思います。

実際にフライス盤で加工した際に起きた私の経験なんで、ご参考までに・・・

こんばんは！

私も以前にNCを使ったり、手動のNCのような彫刻機という機械を使ってワンオフで部品を作ったりしていました。

ご使用になられるNCはA軸・B軸対応でしょうか？

X・Y・Z軸だけですとサスピンの通る穴を開けた後、一度テーブルから剥がして冶具に固定しなおし肉抜き加工を施す必要があります。

その際にあらかじめ左右分のまったく同じサイズに切り出したサスアームをしっかりと固定しておかないと、サスピン間（車体側?ナックル側）が平行にならなかったり、左右差が出たりしますので。

肉抜き加工後ですとサスピン穴を開ける時に樹脂の『たわみ』で歪んだり捻れたりする可能性があり、サスピン穴を開ける位置をしっかり出す為には先にサスアームの形状を出しておかないと穴位置に固体差が出る原因となります。

まずは精度の問題から固定用の冶具をサスピン穴用と肉抜き用に用意したほうが良いでしょう。


それと、切削の際の移動速度も何通りか試して、一番『樹脂がきれいに切削出来る速度』を見つけてください。

移動速度が速すぎると歪みにより個体差が大きくなり、遅すぎると樹脂が溶け出します。

素朴な疑問ですが、サスアームを自作する理由はどんなところにあるのですか？

既製品のサスアームでは走行性能上なにか問題があったりするのでしょうか。それを補うため？

レギュレーションがオープンで、ほとんどがワンオフのパーツで構成されるシャーシを製作する際の一部品として、ということなら分るんですけどねぇ。

仲間で自分でＣＡＤ図面を引き、それを加工する別の知人に渡してサスアーム等を自作している人が居ます。
その人から聞いた話ですが、『ナイロンは加工が難しい』だそうです。
樹脂の中でもナイロンは柔らかいので精度を出すのが難しく、あと削り出すバイトの寿命も短くなるそうです。
サスアームを削り出すなら、ナイロンよりも硬く加工が容易なポリカ板がいいと思います。
強度はナイロンよりも落ちますが、実用に耐える強度は持っているとの事です。

みなさんこんばんは。いろいろな助言ありがとうございます。

ＢＸ様
良く斬れるバイトですね。ダイヤ刃を使ってみるそうですが、それで良いのでしょうか？

妄想ダイバー様
Ｘ・Ｙ・Ｚの物です。サスピン穴は別に治具を作って後加工します。
肉抜き等はしない方向で話が進んでいます。

ブラックペッパー様
自作の目的は『メーカーでも部品が無い。』からです。
プラリペアで修理していたのですが、そろそろ限界です。
部品取り車も同じようにサスアームに亀裂があるので
弱点のようです。

funtoＲＣ様
バイトの寿命などがどうなるかの実験を兼ねて引き受けて下さいました。
仕事の幅を広げるといった意味もあるそうです。

来週に図面を描いて再来週に試し彫りする予定です。皆さんの助言を
参考に作ってみたいと思います。ありがとうございました。